
2026年1月28日
無料枠でどこまで使えるか徹底比較(Zoom/Teams対応)
はじめに:議事録作成に「月間20時間」を費やしていませんか?
営業担当者が最も時間を奪われる業務の一つが「議事録作成」です。1時間の商談を振り返り、正確にテキスト化するには、一般的に商談時間の2倍以上の工数がかかると言われています。
しかし、2026年現在、AI音声認識技 術の進化により、この時間は「ほぼゼロ」に短縮可能です。本稿では、数ある議事録AIの中から、特に**「日本語精度の高さ」「Zoom/Teams連携」「無料枠の実用性」**の3点に優れた5つのツールを厳選し、比較検証を行います。
【結論】無料枠で選ぶならこの5選(機能比較表)
アプリ名 | 無料枠(月間) | Zoom/Teams連携 | 特徴・推奨ユースケース |
① CLOVA Note | 300分 | △(マイク入力) | 対面商談最強。LINEが開発しており日本語認識精度が圧倒的。 |
② tl;dv | 無制限 | ◎(Bot参加) | Web会議最強。録画・録音・文字起こしが期間無制限で無料。 |
③ Notta | 120分 | ◯(Web版) | 精度重視。話者分離機能が優秀で、編集機能も充実。 |
④ Lark | 実質無制限 | ◎(内蔵/Bot) | 隠れた名作。グループウェアの一部だが、議事録単体としても超高性能。 |
⑤ Google Gemini | 無制限(※) | ×(ファイルUP) | 完全無料の裏技。録音データをアップロードして解析させる手法。 |
1. CLOVA Note(クローバノート)
〜対面営業ならこれ一択。圧倒的な日本語認識力〜
LINE WORKS株式会社が提供するAIボイスレコーダー。スマホアプリとして起動し、机の上に置いておくだけで、複数人の会話を高い精度で文字起こしします。
メリット: 「えー」「あー」などのフィラー除去が自然。日本語特有の文脈理解に優れています。
デメリット: Zoom/Teamsで使う場合、PCのスピーカー音をスマホで拾うなどの工夫が必要で、Web会議にはやや不向きです。
無料枠: 月間300分(約5時間)。対面商談がメインの営業マンには十分な量です。
2. tl;dv(ティーエル・ディーブイ)
〜Zoom/Teams/Meetユーザーの救世主。制限なしの神ツール〜
ドイツ発のWeb会議専用プラグイン。「会議にBotを招待する」形式で、録画と文字起こしを自動で行います。最大の特徴は、「録画・文字起こしが期間・回数無制限で無料」という点です。
メリット: 会議中の重要な瞬間に「タイムスタンプ」を押せば、後からその部分だけを動画で見返せます。
デメリット: 日本語の要約精度はまだ発展途上。文字起こし自体は高精度ですが、要約は少し手直しが必要です。
無料枠: 録音・文字起こし無制限。AI要約機能のみ回数制限あり。
3. Notta(ノッタ)
〜編集・共有まで完結させたい「事務作業」のプロ向け〜
高度な音声認識エンジンを搭載し、リアルタイムでのタグ付けや画像挿入が可能です。PC版とスマホ版の連携がスムーズで、商談中にPCでメモを取りながら、音声はバックグラウンドでテキスト化する使い方が可能です。
メリット: 話者分離(誰が話したか)の精度が高い。日程調整ツールやカレンダー連携も強力。
デメリット: 無料枠が月120分とやや少なめ。ヘビーユーザーは有料版(月額1,200円〜)が必須になります。
無料枠: 月間120分まで。
4. Lark(ラーク)
〜グループウェアの「おまけ」とは思えない高性能AI〜
SlackやZoomの機能を統合したスーパーアプリ「Lark」に搭載されている「Lark Minutes(マジックシェア)」機能。実はこれが議事録ツールとして極めて優秀です。英語・中国語・日本語の混合会議でも自動翻訳してくれます。
メリット: ビデオ会議から議事録作成、To-Doリスト化までワンストップ。3ヶ国語対応の翻訳機能は他社を圧倒します。
デメリット: 導入にはLarkのアカウント作成が必要(ツール乗り換えのハードルがある)。
無料枠: スタータ ープランであれば、議事録ストレージも含めて実質無料で使い続けられます。
5. Google Gemini 1.5 Pro(AI Studio)
〜【上級者向け】録音データを放り込むだけの「最強無料」活用術〜
アプリではありませんが、ICレコーダーやスマホで録音した音声ファイル(mp3/m4a)を、GoogleのAI「Gemini 1.5 Pro(AI Studio)」にアップロードする方法です。
Geminiは非常に長いコンテキスト(情報量)を処理できるため、「1時間の商談データを丸ごとアップロードし、『BANT条件を抽出して』と指示する」ことが可能です。
メリット: 完全無料。要約の精度やカスタマイズ性は世界最高峰のAIモデルを利用できるため最強です。
デメリット: リアルタイム性はなく、商談後に手動でアップロードする手間がかかります。
結論:AIで「記録」は自動化できても、「関係構築」は自動化できない
これらのツールを導入することで、議事録作成にかかる時間は劇的に削減されます。しかし、浮いた時間を何に使うかが重要です。
AIは「言ったこと(テキスト)」は記録できますが、「言わなかった本音(行間)」や「信頼関係の構築(握り)」まではカバーできません。
効率化で生まれたリソースは、ぜひ「対面でのコミュニケーション」や「クロージング」という、人間にしかできない業務に再投資してください。
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