
2025年9月22日
~展示会はプロに任せるべき?7つの営業支援会社で学ぶべきポイントをご紹介~
はじめに:展示会支援に求められるもの

展示会支援とは、営業代行企業が展示会や見本市に「出展する側」「主催する側」の両方で必要となる企画・準備・運営・フォローまでの一連のプロセスをサポートする業務です。
具体的には:
出展する展示会の選定
出展申込み・諸手続き
ブース設計・施工・装飾
資材・パンフレットなどの準備
集客・プロモーション
来場者対応・商談支援
通訳や多言語対応
物流・通関・輸送
出展後の見込み客フォローアップ
これらをワンストップで対応できる営業代行企業が理想ですが、自社の体力・目的・予算に応じてどこまで外注するか/自社で担当するかを決めることが重要です。
支援企業7社の比較

以下、国内で実績があり、サービス内容に特徴がある展示会支援会社を7社取り上げます。
企業名 | 主なサービス内容・強み | 特徴・他社との差異 |
株式会社ニューズベース | 出展者・主催者両方のサポート。前工程(企画・工程管理・集客設計)から当日の来場者対応、出展後のレポート作成までトータル支援。 | 年間400案件以上の運営実績があり、中小企業から大手企業まで幅広く対応。初めての展示でも頼みやすい体制。 |
PXC株式会社 | ブースデザイン・施工・運営管理・プロモーションなど、展示会運営会社の中で幅広い領域を持つ。 | デザイン力・施工力に強みがあり、ブースそのものの印象を重視するなら良い選択肢。 |
株式会社レイ | 展示会の運営補助、ブース施工・装飾、来場者対応など現場力に長けているサービスを提供。 | 実務的なオペレーション対応が強いため、展示中のトラブル対応や現場での細かいケアに期待できる。 |
株式会社タテヤマ | ブース装飾・施工を含む展示会インフラ系のサービス。出展準備の物理的な部分で強みあり。 | 長年の施工実績に基づくノウハウがあり、大型ブースや特殊什器の手配等も可能。 |
エクスキューブ株式会社 | 展示会運営全体のマネジメント能力。出展準備から当日運営、事後フォローまで含めた体制。 | オールラウンド型で、「全部入り」で任せたい企業向け。工程管理やスケジュール調整等の管理がしっかりしているという点で評価されている。 |
ネクスドライブ | B2B企業特化。展示会出展のコンサルティング、営業代行、イベント運営を含む一貫型サービスを提供。 | 特に見込み客(リード)獲得や商談創出にフォーカスしており、「展示会で終わらせない」支援ができる点が強み。 |
株式会社ENERALL | BtoBの業界や地域に特化したサービスが強み。個別セミナー名刺獲得後の後追い架電など幅広くサポート | 九州開拓、学校市場、Saas、人材紹介など業界特化したリスト、ノウハウ、実績が強み。 |
補助・公的支援を活かすなら
展示会支援企業を選ぶ際、有効なのが補助金・助成金・公的機関の支援を併用することです。例えば:
ジェトロ(JETRO):海外見本市・展示会での出展支援。ジャパン・パビリオン方式で出展できる機会を提供。
中小企業基盤整備機構(中小機構):民間大規模展示会でのゾーン出展、出展者向けセミナー、商談マッチング、通訳配置など。
地方自治体(例:神奈川県など):県内中小企業の国内展示会出展に関する経費助成。出展前後の専門家アドバイスなど。
これらを利用できるかどうか確認し、支援企業と組み合わせてコストと労力の最適化を図ると良いです。
成功させるためのチェックリスト
支援会社を選ぶ前に、以下の点を確認すると展示会出展の成功率が上がります:
目的の明確化集客か商談かブランディングか、新製品発表か…目的によって選ぶべき支援内容・会社が変わる。
サービス範囲の確認企画・デザイン・施工・営業代行・通訳・物流・アフターフォローなど、どこまで含まれているか。見積もり内容の明細を必ず取る。
実績・専門性業界(製造、IT、食品など)、国内/海外、予算規模など自社と近い案件の実績があるかどうか。
コストとスケジュール費用の見通し、追加費用が発生しそうな部分、納期や準備期間が足りるかどうかを確認。
コミュニケーション力・適応性意匠やデザインの修正対応、現地でのトラブル対応、多言語対応など柔軟さがある会社を選ぶ。
フォローアップ体制展示会後のリード育成・商談フォロー・結果分析など、成果を次につなげる仕組みがあるか。